〈前回のあらすじ〉
社内相談窓口を設けたものの、1年間相談件数ゼロという状態が続いていた準大手企業のAさん。
そんなとき、エィチ・シーサービス株式会社のWebサイトを見て「社外相談窓口」という仕組みに興味を持ち、実際に相談してみることに。
コンサルタントと話す中で、自社の相談窓口が「形だけ」だったことを実感し、
安心して利用できる“機能する窓口”の姿が少しずつ見えてきたAさん。
そしてついに、エィチ・シーサービスの社外相談窓口を導入することに決めました。
- 「相談窓口って、意味あるの?」――ある人事担当者の気づきと学び【前編】
- 相談が来るようになった!…でも、その先が思ったより大変だった【中編】
- “相談される側”に必要だった視点――本当に機能する窓口とは【後編】
「社外相談窓口を導入したら、本当に相談って来るようになるんでしょうか?」
導入当初、Aさんはそんな半信半疑の気持ちを抱えていました。
けれど、その心配は思ったより早く消えることになります。
導入から1ヶ月後。
コンサルタントからアドバイスを受け、チラシの掲示場所や周知の仕方等も改善していった結果、
エィチ・シーサービス株式会社に設けられた専用窓口に、匿名での相談が届きました。
内容は、社内のある部署で繰り返されるちょっとした嫌味や、飲み会での無理な誘いに対する違和感といったものでした。
一見すると大きな問題ではないように見えるかもしれません。
でも、こうした“ささいな違和感”が蓄積することで、やがて職場の雰囲気が悪化し、退職やトラブルに繋がるケースは珍しくありません。
「相談が“来た”というだけで、こんなにホッとするとは思わなかった。」
Aさんはそう振り返ります。
「やっと、声が届く場所になった。」
それが、何よりもうれしい変化でした。
でも、それは同時に――“ここからが本番”という合図でもありました。
社外窓口に寄せられた相談内容は、匿名性を守りつつ、必要に応じて社内の人事部と連携して対応していく体制。
放っておけば再発リスクに発展する可能性があるからこそ、慎重かつ確実な対応が求められます。
エィチ・シーサービスのコンサルタントと相談しながら進められるのは、Aさんにとっても大きな安心材料でした。
そして、社内窓口にも徐々に相談が届くようになったことで、相談対応の必要性が認められ、人員も増やしてもらえることに。
けれどその一方で、Aさんの中にはある不安も芽生えていました。
「この対応、本当にこれでよかったのかな…」
「慎重になりすぎて話がこじれてしまうんじゃないか…」
他の担当者の対応を見ていても、「なんだか噛み合ってないな」「逆に火種を大きくしてない?」と感じる場面がちらほら。
――相談が“届く”ようになったからこそ、“どう対応するか”という次の壁が、Aさんの前に立ちはだかり始めたのです。
次回【後編】では、実際に相談が寄せられるようになってからのAさんの新たな気づきと、相談対応において“いちばん大切なこと”についてお伝えします。
そして、エィチ・シーサービス株式会社がどのように担当者をサポートしているのか、その具体的な取り組みもご紹介します。
エィチ・シーサービス株式会社では、社外相談窓口の設置から、運営サポート・担当者研修まで一貫した支援を行っています。
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