【相談事例 case: 3 】男女1対1の出張についての対応 ~回答編~

 

前回、IT企業Dの従業員、総務担当者Mさん(以下M)から窓口に相談がありました。

相談員(以下F)から報告を受けたコンサルタント(以下S)は、

男女1対1での出張について他社ではどのように対応しているかとの

相談にどのような対応方法を助言するのでしょうか?

 

以下、回答編になります。(関連記事:【case:3】相談編

 


コンサルタント相談員に対して以下のように他社事例を助言しました。

 

①男性社員と女性社員が一対一での出張をする場合は分宿と規定しているところがある。

 

 ②オフの時間帯であっても業務命令での出張であることを十分に認識し、

分別のある行動をするように、男性社員、女性社員の双方に個別で伝えること。

但しこれについては、個々人の問題ではなく、

組織全体としての確認事項であることが伝わるようにすることが大事である。

 

③出張先での接待が考えられる場合においても、業務に関わる場であることを認識し、

お酒の量は適量の範囲内に控えるようにと伝えておくこと。

 

『以上のことは、あくまで社員としての行動規程の範囲内のことですが、

いざ問題が起こってしまった時には、セクシャルハラスメント等の問題が

発生することも想定出来るので、くれぐれも注意が必要と伝えて下さい。』

 

は早速の助言をMさんに伝えます。

 

『ご相談いただいた他社事例の回答は以上になります。』

 

『非常に参考になりました。出張予定の両名には、会社の意向としてしっかり伝えようと思います。

女性社員の雇用が増えてきているので、規定についてもしっかり作成していこうと思います。

仮にですが、また何か疑問点が出た時はご相談してもよろしいでしょうか。』

 

『はい勿論、いつでもご相談ください。

今回のように問題の未然防止につながる建設的なご相談は非常に大事だと思います。

是非これからも当窓口をご活用ください。』

 

『わかりました。ありがとうございました。』

 


今回は会社の規定にない男女一対一の出張に関しての他社ではどのように対応しているかの助言という相談でした。

既に問題になってしまった案件だけでなく、事前の対策に対しても他社のやり方を伝えながら、

その先に潜むリスクについても助言させて頂きました。

 

エィチ・シーサービス株式会社の社外相談窓口サービスでは、

企業の人事労務担当者からの個別の案件のご相談も受けております。

豊富な経験と実績からお役に立つ助言を致しております。

ご興味がございましたらこちらへご連絡ください。