「最近、やる気が出ない…」
「仕事に行くのがつらい…」
そんなふうに感じることはありませんか?
または、「あんなに意欲的だったのに、最近元気がないな…」と、同僚や部下の変化を感じることはないでしょうか?
もしかすると、それは 燃え尽き症候群(バーンアウト) のサインかもしれません。
仕事に真剣に向き合い、頑張り続けてきた人ほど、ある日突然「もう無理だ」と糸が切れたようになってしまう。
それがバーンアウトの怖いところです。
そして、そのまま放置してしまうと、仕事への意欲が低下するだけでなく、休職や退職につながることもあります。
では、どうして人は「燃え尽きてしまう」のか?
まずは、その特徴や原因を見ていきましょう。
- 「もう無理…」燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?【前編】
- 「燃え尽きる前に…」バーンアウトを防ぐ3つの対策! 【後編】
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バーンアウトの3つのサイン
- 精神的な疲労感
「なんとなく疲れている」では済まないレベルで、心のエネルギーがすり減っていくのがバーンアウトの特徴です。
たとえば、朝起きた瞬間から「仕事に行きたくない」と強く思う。
以前はやる気があったのに、今は「もう続けられない…」と感じる。
休日にしっかり休んでも、疲れが取れず、気持ちが沈んだままになる。こんな状態が続くようなら、要注意です。
- 人間関係の変化
職場の人と話すのが億劫になり、なるべく関わりたくなくなることもあります。
以前は何気なくしていた雑談も、「面倒くさい」と感じてしまう。
仕事に対する興味や情熱が薄れ、「この仕事に意味があるの?」と疑問を抱くようになる。
成果に対しても無関心になり、「もうどうでもいい」と投げやりになってしまうことも…。- 自己評価の低下
仕事に対して自信がなくなり、「自分には向いていないのかも」と感じるようになります。
本当は実力があるのに、「自分の仕事なんて大したことない」と思ってしまう。
「頑張っても報われない」と感じ、やりがいを見失ってしまう。
そんな負のループにハマってしまうと、心がどんどん疲れていきます。
なぜ燃え尽きてしまうのか?
バーンアウトの原因は、大きく分けて 「個人の特性」 と 「職場環境」 にあります。
個人の特性
・真面目で責任感が強い → 限界まで頑張りすぎてしまう
・ 完璧主義 → どんな小さなミスも許せず、自分を追い込む
・ 期待が高い → 「もっと成果を出さなきゃ」と無理を重ねる
「頑張り屋さん」ほど、バーンアウトになりやすい傾向があります。
職場環境
・ 長時間労働が当たり前 → 休む時間が取れない
・ 仕事の負担が一部の人に偏る → 責任が重すぎる
・ 上司や同僚のサポートが少ない → 相談できる人がいない
・ 仕事とプライベートのバランスが崩れる → オンオフの切り替えができない
このような環境が続くと、心と体が悲鳴を上げてしまいます。
「少し疲れてるだけ」と軽く考えていると、ある日突然「もう動けない…」と心が折れてしまうことも。
だからこそ、早めの対策が必要です。
次回の【後編】では、バーンアウトを防ぐための方法を詳しくご紹介します!
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