「もう無理…」燃え尽き症候群(バーンアウト)とは? 【前編】

「最近、やる気が出ない
「仕事に行くのがつらい

そんなふうに感じることはありませんか?
または、「あんなに意欲的だったのに、最近元気がないな」と、同僚や部下の変化を感じることはないでしょうか?

もしかすると、それは 燃え尽き症候群(バーンアウト) のサインかもしれません。

仕事に真剣に向き合い、頑張り続けてきた人ほど、ある日突然「もう無理だ」と糸が切れたようになってしまう。
それがバーンアウトの怖いところです。
そして、そのまま放置してしまうと、仕事への意欲が低下するだけでなく、休職や退職につながることもあります。

では、どうして人は「燃え尽きてしまう」のか?


まずは、その特徴や原因を見ていきましょう。

  • 「もう無理」燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?【前編】
  • 「燃え尽きる前に」バーンアウトを防ぐ3つの対策! 【後編】

    • バーンアウトの3つのサイン

      1. 精神的な疲労感

      「なんとなく疲れている」では済まないレベルで、心のエネルギーがすり減っていくのがバーンアウトの特徴です。

      たとえば、朝起きた瞬間から「仕事に行きたくない」と強く思う。
      以前はやる気があったのに、今は「もう続けられない」と感じる。
      休日にしっかり休んでも、疲れが取れず、気持ちが沈んだままになる。

      こんな状態が続くようなら、要注意です。

       

      1. 人間関係の変化

      職場の人と話すのが億劫になり、なるべく関わりたくなくなることもあります。

      以前は何気なくしていた雑談も、「面倒くさい」と感じてしまう。
      仕事に対する興味や情熱が薄れ、「この仕事に意味があるの?」と疑問を抱くようになる。
      成果に対しても無関心になり、「もうどうでもいい」と投げやりになってしまうことも

       

      1. 自己評価の低下

      仕事に対して自信がなくなり、「自分には向いていないのかも」と感じるようになります。

      本当は実力があるのに、「自分の仕事なんて大したことない」と思ってしまう。
      「頑張っても報われない」と感じ、やりがいを見失ってしまう。
      そんな負のループにハマってしまうと、心がどんどん疲れていきます。


     

    なぜ燃え尽きてしまうのか?

    バーンアウトの原因は、大きく分けて 「個人の特性」「職場環境」 にあります。

     

    個人の特性

    真面目で責任感が強い限界まで頑張りすぎてしまう
    完璧主義どんな小さなミスも許せず、自分を追い込む
    期待が高い「もっと成果を出さなきゃ」と無理を重ねる

    「頑張り屋さん」ほど、バーンアウトになりやすい傾向があります。

     

    職場環境

    長時間労働が当たり前休む時間が取れない
    仕事の負担が一部の人に偏る責任が重すぎる
    上司や同僚のサポートが少ない相談できる人がいない
    仕事とプライベートのバランスが崩れるオンオフの切り替えができない

    このような環境が続くと、心と体が悲鳴を上げてしまいます。

    「少し疲れてるだけ」と軽く考えていると、ある日突然「もう動けない」と心が折れてしまうことも。

     

    だからこそ、早めの対策が必要です。

    次回の【後編】では、バーンアウトを防ぐための方法を詳しくご紹介します!


     

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