【相談事例 case:13】同性からのセクハラと職場のサポート体制

今回の相談者は20代の男性で、工場での勤務中に外部業者(男性)からセクシャルハラスメントを受けたことに悩んでいました。


 

相談内容:

相談者は工場に出入りする業者から、お尻を触られたりする被害を受けました。

恐怖を感じた相談者は上司に相談し、上司からは「出入り禁止にすることもできる」と言われていたものの、

4か月が経過しても何の対応もされていませんでした。

同じ部署の同僚に相談したところ、「同性同士だし、気にし過ぎだよ」と軽く受け流されてしまい

相談者は自分の感じ方がおかしいのかもしれないと悩んでいました。

「どうしたらいいのかわからない」との思いから、エィチ・シーサービスの相談窓口にネットで相談されました。

 

 

相談窓口カウンセラー対応:

相談者の文章からは、嫌な思いが拭えないまま4か月も過ごしてきたことによる心の疲れが伝わってきました。
カウンセラーは、「このままでは相談者の思いが十分に伝わらないかもしれない」と判断し、

フリーダイヤルでの通話をお勧めしたところ、相談者はすぐに電話をくださり、さらに深く状況を伺いました。

相談者は電話口で、「同僚に『気にしすぎ』と言われたことで、自分が過剰に反応しすぎなのかもしれないと思ってしまった」と語ります。

カウンセラーは相談者の気持ちに深く共感し、「嫌だと感じたのは当然のこと」と伝えた上で、

再発の不安がある現状を踏まえ、社外相談窓口を通じて本社の人事部門に相談を繋ぐことを提案しました。

相談者は提案を受け入れ、社外相談窓口から直接、本社の相談担当者に状況を共有したところ、

本社担当から「早急に対応する」との返答を得ることができました

 

結果:

人事部門の迅速な対応により、該当の業者は出入り禁止となり、

相談者の精神的なケアを目的とした定期的なサポート面談の実施も決定しました。

相談者からは「当該業者が出禁となり安心しました。なにより自分の気持ちを尊重してくれる人がいるとわかったことで、

ようやく心が軽くなりました」と感謝の言葉をいただいています。

 


 

セクシャルハラスメントは被害者の心と体に大きな影響を与え、職場全体の雰囲気や生産性にも深刻な影響を及ぼします。

セクハラ防止の第一歩は、正しい知識を身につけることと、安心して相談できる仕組みを整えることが大切です。

 

エィチ・シーサービス株式会社では、職場の健全な環境づくりをサポートしています。

 

<セクハラ防止研修>

職場でセクハラを防止するためには、全従業員が正しい知識を持ち、互いに尊重し合う意識を高めることが重要です。

エィチ・シーサービスの研修内容

  • ・セクハラの具体例と影響
  • ・職場での適切なコミュニケーション方法
  • ・ハラスメントに対する会社の責任と従業員の役割
  • ・加害者にも被害者にもならないためのポイント

この研修は、管理職から一般職まであらゆる職位の方々に役立つ内容が盛り込まれています。

貴社の現状に応じたカスタマイズ可能です。

 

<社外相談窓口の運営>

何か困ったことが合った際、従業員が安全に相談できる窓口があることは、心の支えとなります。

エィチ・シーサービスでは、匿名性とプライバシーを重視した外部相談窓口を提供し、

安心して悩みを打ち明けられる環境を整備しています。

社外相談窓口サービスの特長

  • ・産業カウンセラーによる対応
  • ・フリーダイヤルやネットでの相談可能
  • ・迅速な対応と企業への適切なフィードバック

「被害を受けたかもしれない」「周囲で困っている人がいる」といった小さな不安にも、しっかりと寄り添います。

 

ご関心がございましたら、こちらからお問い合わせください。