【相談事例 case:14】威圧的な評価面談の改善事例

今回の相談者は30代の男性で、評価査定面談の場で上司からの言動に悩んでいます。

社内での解決を諦めかけていた相談者は、社外相談窓口の存在を思い出し、

少しでも話を聞いてほしいとの思いで相談をいただきました。


 

相談内容:

相談者上司から威圧的な態度や人格否定的な発言を受け、精神的な負担を抱えていました。

特に、評価査定面談での「お前みたいなやつが文句を言う資格はない」という発言や、

他の社員がいる場での「お前は仕事ができない」といった発言に屈辱感を覚えていました。

少しでも現状が改善して欲しいがどうすればよいかと相談をいただきました。

 

相談窓口対応:

カウンセラーは相談者の感情を受け止めながら、公正な解決に向けたサポートを行いました。

特に対話の中で、相談者の感情には上司への強い不満だけでなく、

上司を懲らしめたい」という感情も含まれていることが感じられ、

問題の解決に向けて慎重な対応が必要と判断したからです。

まずは自身の感情と事実を分けるよう促し、上司を懲らしめたい」という気持ちにも共感しつつ、

同時に事実に基づいた冷静な対応の重要性を説明しました。

そのうえで、現状を改善するためにも人事部門の担当者にこの相談を共有してみてはどうかと提案しました。

人事相談者のプライバシー保護に配慮してもらえるので、公平性を重視した解決を目指せると付け加えたところ、

「しっかり対応してもらえるならお願いしたい。」と受け入れられました。

一連の流れをカウンセラーから弊社コンサルタントと共有し、

コンサルタントから人事担当者に取り繋ぎました。

 

結果:

人事部門による調査の結果、以下の措置が取られることとなりました。

  •  ・上司に対する適切な指導と、評価面談時におけるコミュニケーション改善研修等の実施による指導。
  •  ・評価査定面談時に第三者を同席させる仕組みの導入を予定。
  •  ・相談者の感情面も踏まえて定期的なフォローアップ面談の実施。

人事担当者から聞いた話によると、相談者は会社の解決方法に納得し、

「思った以上に会社が話を聞いてくれて、これから安心して働ける環境を整えてくれそうなので、

しばらく様子を見ていきたいと思います。」と前向きに話されていたとのことです。


 

職場のハラスメント問題では、被害者と加害者双方の意見を冷静かつ公平に確認することが不可欠です。

特に、相談者が抱える感情を丁寧に受け止めながら、建設的な解決を目指す姿勢が重要です。

 

 

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