現在、様々な企業で導入されているメンターや1on1ですが、
指導する側から「具体的に何を聞いたらいいのか分からない」
「とりあえずやっているけど、部下の変化を感じない」といった課題も多いのが実情です。
気づけば沈黙が続き、本来の目的を果たせずに互いに苦痛の時間になっている…ということもあるのではないでしょうか?
部下の成長支援を目的としているメンターや1on1ですが、なぜうまくいかないのでしょうか。
指導する側の問題としては、何故メンターや1on1を行うのかが理解できていない、
指導を行う際の能力が不足している、部下との関係が悪い、などが考えられます。
指導する側がやる気が起きない、面倒くさいと後ろ向きの指導となれば部下にいい影響を与えることはないでしょう。
様々な要因がありますが、その中でも正しい指導方法がわからないとする指導者も多いことが大きな原因と一つと考えられます。
指導するにあたり、どのような質問をすればよいか、部下からのどうやって本音を引き出せばよいかなど
多くの指導する立場の人が、叱り方を間違えてしまい、正しく指導することが出来なくなってしまっています。
場合によっては、部下からハラスメント行為と訴えられてしまいます。
「叱る」という言葉には、相手にこうなってほしいと願いを伝えるという意味があります。
仕事で言えば、「目標達成」するために導く行為です。
多くの人が「叱る」と相手を傷つけてしまい、自分も嫌な想いをすると考えています。
「ののしる」「責める」や「怒鳴る」というように相手を否定し、
自分の感情を晴らす行為と「叱る」は全く意味合いが違うのです。
「目標を達成する」ためには、相手の間違った行動や考え方に対して叱る必要があります。
相手に私たちの目的と目標を示して、正しい方向へ導くことが本当の叱り方です。
正しい叱り方をすれば、叱られた本人も納得の上で気づくことができます。
指導する側も、叱ることの不安ではなく、部下が理解してくれたことへの達成感を得ることが出来ます。
そして、部下と共に目的・目標を達成するために再び歩むことができるのです。
組織として人材教育を成功させるためにも、指導する側の人間に対して
正しく「叱る」ことを学ぶ機会を与えることで指導の質が向上し、
自信を持って指導に当たることができるようになります。
また正しく指導ができる関係性になれば、誤解などから生じる対人関係の悪化やトラブルを予防、防止することも出来ます。
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