【相談事例 case:10】もっと仕事をやらせてほしい

今回の相談者は大手レストランチェーン店の正社員から日常業務に不満を抱いての相談です。


 

相談内容:

相談者(大手レストランチェーン店の正社員)

相談者は、中途採用入社してから一年ほどですが、つい最近現在の店舗へ異動となりました。

以前の店舗ではすべての仕事をこなしていたのに、現在の店舗では仕事を割り振ってもらえないのが悩みです。

シフトで一緒になる他のメンバーは、正社員のみならずアルバイトでも様々な仕事をしています。

にもかかわらず、相談者は仕事のうち9割が皿洗いで、残りも備品の補充など主要な接客業務をやらせてもらえない状況に困惑気味です。

相談者にもバランスよく仕事を振り分けてほしいのだが、どうすればよいかとの相談でした。

 

相談窓口カウンセラー対応:

カウンセラーは相談者を労いながら傾聴します。

相談者は仕事を振ってもらえないことでしたので、より詳細な状況を確認します。

すると、「現在の店舗は以前と比べて大分忙しい」、「仕事が遅いと注意をされたことがある」、

「店舗によってオペレーションが違う点があるが教わっていないことがある」とのことでした。

更に、相談者自身は人見知りである為、日ごろから忙しそうにしている店長に聞くことが出来ずにこちらに相談をしたとの話が伺えました。

カウンセラーは相談者に対して、出来るのであれば店長に状況を確認することを提案します。

ところが、店長には、自分からは怖くてとても聞けない」との反応だったため、

人事の担当者か店長との面談をセッティングしてもらえるように繋げてみる旨を

伝えたところ納得をいただいたので相談を終了しました。

 

結果:

弊社から人事担当者へ繋いだ結果、相談者店長との面談が実現しました。

相談者が移動してきて日が浅かったこと、以前の店舗に比べて忙しいこと、

オペレーションを教える時間がない中で不慣れな仕事をしたためにミスが出たこと、などの理由から、

店長としては一旦雑務から店舗になれてもらったうえで徐々に仕事を振るつもりだったようです。

店長からの説明を聞き相談者は安堵したとのことです。

相談者の希望通り、様々な仕事ができるよう調整する方向で話がまとまったとのことで、感謝の連絡をいただきました。

 


 

今回は相談者が一言店長に確認をすれば、逆に店長から一言説明があれば済んだケースかもしれません。

しかし、相談者の性格や職場の状況がそうすることを難しくしてしまいました。

日々の業務の中で最低限必要なコミュニケーションも取れない職場は多いのではないでしょうか。

特に現在は、どの職場においても人員的に余裕がなく、日頃からの円滑なコミュニケーションをとることが難しい状況にあります。

限られた時間で正しい指導を行うためにも管理職に対しての定期的な研修は必須と考えます。

 

エィチ・シーサービス株式会社では、リスクマネジメントの観点からのコミュニケーション研修と得意としております。

ご関心がございましたら、ぜひこちらからご連絡ください。