問題社員が居ることは、勤務態度が悪かったり、能力不足で仕事ができなかったり、職場の環境を悪くする大きなマイナス要因となります。
企業の課題としてこのような社員にどのような対応をすべきなのか、またどう対応することが望ましいのかを知っておくことが大切です。
今回は以下について解説します。
⑤注意・指導をあたり一番な大事な準備とは
ここまで問題社員対応のポイントを見てきました。
最後に円滑に指導・対応を実施できるために企業側がやらなければならない事前準備があります。
この準備を怠ると今までの解説してきたことを活かすことが出来ませんし、怠った状態で注意指導をするとより深刻なトラブルに発展し、事態を悪化させる危険があります。
以下二つの準備が問題社員対応を実施するうえで欠かせないものです。
- 一.相談できる職場環境の整備
まず悩みを抱える社員に対しての相談ができる体制づくりが重要です。
ただ相談ラインを置くだけではなく、しっかりと適切な運用が出来ているのか把握しましょう。
相談案件から問題社員の存在が明るみになることも多いので、企業側が迅速な状況把握をするための有効な手段ともなります。
そのためには、相談を受ける社員の傾聴のスキルが必須となります。
- 二.管理職のコミュニケーション能力育成
企業側は問題社員に対して様々な対策、予防を講じますが、それを企業側の代表として実行するのが直属の上司である管理職です。
指導される問題社員も年々様々な情報を取得し知識を蓄えてきています。
最近、不適切な言葉遣いや言葉足らずの指導を受けて指導された側が混乱や誤解をするケースが出ております。
管理職のコミュニケーション能力を育成し、相手に伝える力を向上させましょう。
以上の事前準備を整えておくことが、問題社員への最大の予防となり、実際の注意・指導を成功させるための鍵となるのです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
問題社員に対する適切な対応策や予防は、職場全体の良い環境を整える大事な手段となります。
しかし、実際問題に直面した際には、マニュアル通りにいかないことや、対応に悩むことも多くあるかと存じます。
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