【相談事例 case:12】言葉の重みと職場の心のケア

今回の相談者は30代女性で、5年間勤めている会社で中途入社ながら責任ある仕事を任されてきた方です。

しかし、最近、職場に行けなくなり、精神的に大変つらい日々を過ごしているとのことでした。


 

相談内容:

相談者は現在の職場において、拠点の異なる女性の先輩社員との関係に悩んでいました。

以前、先輩のプロジェクトに参加していたものの、何を相談しても否定的な言葉を浴びせられ、

その度に心が折れてしまったとのことです。

次第に先輩とのコミュニケーションが苦痛となり、職場へ行けなくなってしまいました。

「先輩のプロジェクトから外れたい」と上司に相談した結果、その要望に応じてもらえました。

しかし、先輩の「私がこれまでどれだけ助けてあげたと思っているの?」といった言葉が何度も頭をよぎり、

その言葉が心に重くのしかかって、精神的に休まらない日々が続いていました。

 

 

相談窓口カウンセラー対応:

相談者の声は電話口からも感じ取れるほど、かすれて弱々しく、疲れ切っている様子が伝わってきました。

話をしていくうちに、相談者は「もう、どうしていいのかわからないんです…」と、語り始めました。

「5年間頑張ってきたけれど、先輩に何を相談しても否定されるのが辛いんです…」と、

泣き声が聞こえ、カウンセラーは深い共感を示しながら、静かに話を聞きました。

その後、カウンセラーは会社側と改めて状況を共有し、相談者が安心して働ける環境を整えるための面談を提案しました。

 

結果:

会社側との話し合いが行われ、相談者が安心して業務に取り組めるよう、

当面は在宅勤務を中心とする形で働き方を調整することになりました。

これにより、先輩との直接のやり取りが減り、相談者も少しずつ心の負担が軽くなっていったようです。

相談者「自分の気持ちを受け止めてもらえたことが、本当に救いになりました」と感謝の言葉を寄せてくださいました。

 


 

今回のケースでは、先輩社員の発言が相談者にとって精神的な負担となり、職場に行けなくなるほどの影響を及ぼしていました。

一言の重さが職場の関係に与える影響は大きく、相手にどのように伝わるかを考えずに話すことで、思わぬトラブルが起きることがあります。

日常的にお互いの気持ちを尊重し、適切なコミュニケーションをとることが、職場の健康的な環境づくりには欠かせません。

 

エィチ・シーサービス株式会社では、職場の人間関係を改善するためのコミュニケーション研修を提供しています。

言葉の選び方、伝え方に関するスキルを学ぶことで、トラブルを回避し、より円滑な職場環境を作る手助けをします。

「誰かの何気ない一言で助けられることもあれば、傷つけられることもある。」だからこそ、

適切な言葉の選び方と伝え方を習得することが重要です。

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