今回の事案は、弊社相談窓口に寄せられた後、コンサルタント対応となった契約企業の清掃会社従業員からの相談のケースを紹介します。
相談内容:
相談者(清掃会社従業員)
本日、現場リーダーから退職するように言われたのだが、よくよく考えても納得がいかない理由だったので相談したい。
ここ最近ミスが多く、急な体調不良で休みがちで当日に連絡をすることもあったが、
これを理由に退職勧奨を受けるのは納得がいかないとのこと。
普段から現場リーダーとの折り合いが悪く、言い合いになることが多かったが、
今日は向こうから上記を理由に「辞めてしまえ」と言われ、
こちらもカっとしてしまい、「辞めてやる」と言ってしまった。
これはもう辞めなければいけないのだろうか?
現場リーダーが自分のことが気に入らないからやめさせようとしているのは、会社として問題があるのではないか?
相談窓口対応:
感情が高ぶりまくし立ててくる相談者をなだめながら、相談内容を整理し、傾聴します。
すると相談者は今の仕事自体に不満はなく、このまま仕事を続けたいとのことでしたので、
弊社から本社の担当者に現状を伝え対応してもらうよう働きかけてみることを約束して通話を終了しました。
本社担当者に本案件の状況を説明し、担当者から引き継ぎ対応する約束を頂いた際に、
「相談者と現場リーダーとの関係が良くないため、
くれぐれも本社がしっかりと間に入って対応してください」と当窓口からの要望も伝え終了しました。
結果:
本社担当者が間に入り、相談者と現場リーダーと面談を行いました。
相談者が不安視していた退職に関してのやり取りについては現場リーダーも言い過ぎたと感じており、
行き過ぎた指導と普段からの接し方についての謝罪があったとのことです。
相談者も日頃の指示を受ける際の態度や勤怠において現場に迷惑が掛からないような
配慮が足りなかったことを反省し、お互いが握手をして和解したそうです。
本社としては、只の対人関係の拗れで終わらせず、現場監督者に対してのコミュニケーション研修の実施を検討していくとのことです
エィチ・シーサービス株式会社の社外相談窓口サービスでは、従業員様からのどんなご相談やお悩みもお受けしております。
傾聴を得意とするカウンセラーがお話を聞き、必要があれば企業の担当者へ適切な形でお繋ぎさせていただきます。
更に今回の案件のように職場でのお互いの関係性が悪くなることで、トラブルとなるケースはよく見られます。
特に現在は、どの職場においても人員的に余裕がなく、日頃からの円滑なコミュニケーションをとることが難しい状況にあります。
限られた時間で正しい指導を行うためにも管理職に対しての定期的な研修は必須と考えます。
エィチ・シーサービス株式会社の研修事業では、パワハラ・セクハラの知識をお伝えするだけでなく、
リスクマネジメントの観点からのコミュニケーション研修を重視し、得意としております。
ご関心がございましたら、ぜひこちらからご連絡ください。