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■「最近、あの二人の間で仕事が進みにくくなっていて…。」
人事担当者がこんな相談を受けたら、どうするでしょうか。
「AさんとBさん、最近ほとんど直接話さないんです。確認事項も別の社員を通していて、周りも少し気を遣っているようで…。」
職場には、性格や考え方が合わず、必要最低限しか話さないという関係もあります。
会社が社員全員に「仲良くしてください」と求めるのは、現実的ではありません。
では、職場にとって必要な「コミュニケーション」とは、どのようなものなのでしょうか。
食品メーカーの総務課長を務めるGさんも、ある社員から似たような相談を受けました。
「AさんとBさんのことで、少し気になっているんです。二人が同じ会議にいると、必要な確認まで避けているように見えて…。」
Gさん自身も、二人の関係が良くないことは以前から感じていました。
「単に相性が合わないだけなのか、それとも会社として何か考えた方がいいのか…。
このままだと仕事に影響も出てきそうだし、放置も出来ないか…。」
そう考えたGさんは、エィチ・シーサービス株式会社のコンサルタントに相談することにしました。
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■職場のコミュニケーションは「仲の良さ」では測れない
G総務課長
「こういう場合、会社はどこまで介入すべきなんでしょうか。」コンサルタント
「まず、『仲が悪いこと』そのものを問題にする必要はないと思います。」職場には、性格や考え方、仕事の進め方が違う人がいます。
お互いに苦手意識があったとしても、仕事に必要な連絡や相談ができているのであれば、それだけで会社が介入する必要はないでしょう。
「仲良くすること」と「仕事上のコミュニケーション」は、同じではないからです。
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■ただし、「仲が悪い」が問題になることもある
Gさんは、最近の二人の様子を思い出しました。
AさんがBさんに確認すべきことを、別の社員を経由して伝えることが増えている。
Bさんからの依頼への返答も遅くなっている。
会議では、お互いの発言にほとんど反応しない。
まだ大きなトラブルにはなっていません。
しかし、
「これがエスカレートしたら、どうなるのだろう?」
コンサルタント
「そこが大事なところですね。『仲が悪い』ことではなく、その関係によって仕事に必要なコミュニケーションまで失われていないかを見る必要があります。」Gさん
「そう考えると、単なる相性の問題とも言い切れないですね。」コンサルタント
「はい。まずは、二人の関係だけでなく、仕事や周囲にどんな影響が出ているのかを見てみることが大切です。」 -
■「仲が悪い」という相談を、職場を見るきっかけに
「AさんとBさんが仲が悪い」という一言だけでは、何が問題なのかは分かりません。
大切なのは、その言葉の裏側に何が起きているのかを見ていくこと。
二人の関係だけでなく、周囲とのコミュニケーションや仕事の進め方に目を向けると、これまで気づかなかった職場の課題が見えてくることもあります。
「少し、二人だけの問題として考えすぎていたかもしれません」
G総務課長は、そう言って職場の様子を改めて見てみることにしました。
次回は、職場で起こりがちなコミュニケーションのすれ違いを例に、会社はどこまで関わることができるのかを考えていきます。
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エィチ・シーサービスでは
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エィチ・シーサービス株式会社では、職場の人間関係やハラスメントに関するご相談のほか、職場のコミュニケーションに関する課題についても、企業の状況に応じたサポートを行っています。
「社員同士の関係が気になるが、会社がどこまで関わるべきか分からない」
「コミュニケーションに課題を感じているが、何から取り組めばよいか分からない」そんな段階から、状況を整理し、必要な対応を一緒に考えていきます。
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【前編】職場のコミュニケーション、できていますか?──「仲が悪い」と言われる二人から考える